阿部浩明
じゃがいものメークイン発祥の地・北海道厚沢部町でこのほど、町民たちがジャンボコロッケ作りに挑戦した。これまでのギネス世界記録(オランダで作られた重さ225・8キロ)を超える279キロのコロッケを完成させ、みごと新記録に認定された。
メークイン600キロ、ひき肉50キロ、卵200個などを使って仕込んだたねを、1時間ほどかけて直径2・5メートルの円盤状に成形。金網に乗せてクレーンでつり上げ、1100リットルの油が入った特製の大鍋できつね色に焼き上げると、会場から拍手と歓声がわいた。
巨大コロッケ作りは地元夏まつりの目玉イベント。今回は、「あっさぶメークイン」の商標登録を後押ししようとギネスに挑んだ。認定条件の「完食」をクリアするため、約1300食に切り分けて振る舞った。
家族で訪れた町内の主婦(67)は「町自慢のじゃがいもに、『世界一』が加わってとてもうれしい」と喜んでいた。(阿部浩明)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル